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蜂八憲短編集

作家蜂八憲(はちやけん)の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクト。ヒリヒリと痛む若い人の心を描く蜂八憲の小説世界、ぜひオーディオドラマでもお楽しみください。オープニングとエンディングに流れるテーマ音楽は、椎葉大翼が担当。

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  • 2022.09.22好きになりそうな人と写真を撮った夜の話 ~後編~

    蜂八憲短編集
    蜂八憲短編集
    好きになりそうな人と写真を撮った夜の話 ~後編~
    /

    ES──エントリーシートなんてのは、自室でひとり粛々と書くに限る。
    大学のラウンジで、それもお喋りな女友達と一緒にやるべきことではないのだろう、たぶん。

    「ところでさ、にっしーは今度の日曜って忙しい?」
    「いちおう空いてるけど」
    「了解、じゃあ『デート』の件はその日にしない?」

    蜂八憲の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクトの第三弾。大学生の繊細な胸の内を描いたエピソード。朗読は根岸耀太朗、相手役は梅田朱理です。

他のエピソード

  • 2022.09.22好きになりそうな人と写真を撮った夜の話 ~前編~

    蜂八憲短編集
    蜂八憲短編集
    好きになりそうな人と写真を撮った夜の話 ~前編~
    /

    ES──エントリーシートなんてのは、自室でひとり粛々と書くに限る。
    大学のラウンジで、それもお喋りな女友達と一緒にやるべきことではないのだろう、たぶん。

    「ところでさ、にっしーは今度の日曜って忙しい?」
    「いちおう空いてるけど」
    「了解、じゃあ『デート』の件はその日にしない?」

    蜂八憲の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクトの第三弾。大学生の繊細な胸の内を描いたエピソード。朗読は根岸耀太朗、相手役は梅田朱理です。

  • 2022.07.06彼を吸い終えるまでの8年間の話 ~後編~

    蜂八憲短編集
    蜂八憲短編集
    彼を吸い終えるまでの8年間の話 ~後編~
    /

    「サクラダ先輩、僕と付き合ってください」

    蚊の鳴くような声が、涼やかな空気を微かに震わせた。
    大学二年生の秋、校舎裏の喫煙所で。
    告白された。サークル後輩のエコウくんに。(本文より)

    蜂八憲の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクトの第二弾。初期の佳作を取り上げます。朗読は得本綾、相手役は根岸耀太朗が担当。

  • 2022.07.06彼を吸い終えるまでの8年間の話 ~前編~

    蜂八憲短編集
    蜂八憲短編集
    彼を吸い終えるまでの8年間の話 ~前編~
    /

    「サクラダ先輩、僕と付き合ってください」

    蚊の鳴くような声が、涼やかな空気を微かに震わせた。
    大学二年生の秋、校舎裏の喫煙所で。
    告白された。サークル後輩のエコウくんに。(本文より)

    蜂八憲の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクトの第二弾。初期の佳作を取り上げます。朗読は得本綾、相手役は根岸耀太朗が担当。

  • 2022.03.01幼馴染との帰省を決めた12月12日の夜の話 ~後編~

    蜂八憲短編集
    蜂八憲短編集
    幼馴染との帰省を決めた12月12日の夜の話 ~後編~
    /

    子どもの頃から泣くのが好きだった。だから、東京で暮らしたいと思った。

    上京した理由を問われてそう答えれば、決まって相手は怪訝そうな顔をした。むしろ俺としてはその反応が意外で、さらに説明を加える羽目になったものだ。

    ──東京は、日本で一番キラキラしている場所だと思うんです。
    ──キラキラしているものを涙目で見ると、もっと輝いて見えるじゃないですか。
    ──だから東京に住めば、泣くのが最高に楽しくなるなって思ったんです。
    (本文より)

    蜂八憲の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクトの第一弾。朗読は佐東充、ヒロイン役は得本綾が担当しています。

  • 2022.03.01幼馴染との帰省を決めた12月12日の夜の話 ~前編~

    蜂八憲短編集
    蜂八憲短編集
    幼馴染との帰省を決めた12月12日の夜の話 ~前編~
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    子どもの頃から泣くのが好きだった。だから、東京で暮らしたいと思った。

    上京した理由を問われてそう答えれば、決まって相手は怪訝そうな顔をした。むしろ俺としてはその反応が意外で、さらに説明を加える羽目になったものだ。

    ──東京は、日本で一番キラキラしている場所だと思うんです。
    ──キラキラしているものを涙目で見ると、もっと輝いて見えるじゃないですか。
    ──だから東京に住めば、泣くのが最高に楽しくなるなって思ったんです。
    (本文より)

    蜂八憲の短編作品をオーディオドラマ化するプロジェクトの第一弾。朗読は佐東充、ヒロイン役は得本綾が担当しています。

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